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旗手怜央が右サイドバックでの2ゴールで考える自分の武器と個性。「ポジションがどこであっても、ゴール前に顔を出すことはできる」 (3ページ目)

  • text by Harada Daisuke
  • photo by Getty Images

【自分の武器や個性につながる】

 2022年最後の試合となった12月28日のハイバーニアン戦にも右SBで出場したが、この試合では、(古橋)亨梧くんにアシストすることができた。僕が出したパスは少し浮いてしまったが、それを確実に収めて、決めてくれたのはさすがだった。

 これも今シーズン意識している、ボールを持ったら「まず最前線にいる亨梧くんを見る」ことで生まれたゴールだった。これまで亨梧くんには、いくつも似たような状況でパスを狙っていたが、ようやくゴールという結果に結びつき、亨梧くんからも「やっとレオからのパスを決めることができた」と言ってもらえた。

 ポジションがどこであっても、プレーの幅を広げていけば、ゴール前に顔を出すことはできる。そして、ゴール前での質をより追求していくことで、結果を残せる。それが武器や特徴になり、自分にとっての強烈な個性になると、今は考えている。

旗手怜央 
はたて・れお/1997年11月21日生まれ。三重県鈴鹿市出身。静岡学園高校、順天堂大学を経て、2020年に川崎フロンターレ入り。FWから中盤、サイドバックも務めるなど幅広い活躍でチームのリーグ2連覇に貢献。2021年シーズンはJリーグベストイレブンに選ばれた。またU-24日本代表として東京オリンピックにも出場。2021年12月31日にセルティックFC移籍を発表。2022年1月より、活躍の場をスコットランドに移して奮闘中。3月29日のカタールW杯アジア最終予選ベトナム戦で、A代表デビューも果たした。

◆【画像】セルティックほか、2022-23 欧州サッカー注目チーム フォーメーション

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