「ありきたりな言葉は指導においてぜい肉でしかない」。廣山望が考える未来のサッカー日本代表の育て方 (5ページ目)

  • 篠 幸彦●取材・文 text by Shino Yukihiko
  • photo by AFLO

――最後に廣山さんの指導者としての今後の展望を聞かせてください。

 日本には2050年までにワールドカップで優勝したい、2030年までにベスト4になりたいというビジョンがあります。これはサッカーに関わるすべての人にとって、意義のあることだと思います。自分もそこに関わって貢献したいというのが一つの基準で、そこに繋がっているのであれば、何をやっていてもいいと思っています。

 今指導しているU-16年代の選手は、2030年に24歳なので、このなかから3人、4人、もっと多くワールドカップベスト4になる選手が出るかもしれないという意識で指導しているわけです。

 そういった意味では今の指導はやりがいがあるし、日本サッカー界のビジョンにダイレクトに繋がっているので続けていきたいと思っています。ただ、何をやったとしても指導の質を上げること、より効果的に関わりたいと思います。

廣山望 
ひろやま・のぞみ/1977年5月6日生まれ。千葉県出身。習志野高校から1996年にジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド千葉)に入団し、1年目からMFのレギュラーとしてプレー。2001年にパラグアイのセロ・ポルテーニョに移籍し、国内リーグやコパ・リベルタドーレスで活躍して注目を集めた。その後スポルチ・レシフェ(ブラジル)、ブラガ(ポルトガル)、モンペリエ(フランス)と渡り歩き、2004年8月に東京ヴェルディに移籍してJリーグ復帰。セレッソ大阪やザスパクサツ群馬でもプレーし、最後はアメリカのリッチモンド・キッカーズで2シーズンプレーした。2012年の現役引退後は、指導者の道へ進み、現在はJFAアカデミー福島と、育成年代の日本代表のコーチを務める。

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