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久保建英は黄金コンビでマンUに挑む。日本人選手出場のヨーロッパリーグ見どころ (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 ユナイテッド戦でもうひとり注目したいのはサディクだ。10代からゴールゲッターとして潜在能力の高さが注目されていた(リオ五輪では日本戦でゴール)が、イタリアでは鳴かず飛ばずだった。その後、スペイン2部アルメリアで1年目から20得点、2年目も18得点を挙げて昇格に貢献。長い手足を使ったプレーはスケール感があり、アトレティコ戦では移籍後いきなり貴重な同点ヘッドを決め、違いを示した。

「(2020-21シーズンに同大会で0-4とユナイテッドに負けているが)リベンジというのはない。あの時とは状況も違うし。過去のことは関係なく、互角に真っ向勝負を挑む」

 守護神であるアレックス・レミロは言うが、アトレティコ戦で見せたような神がかったセービングも勝利の条件となるかもしれない。

 ELは5月31日、ブダペストでの決勝戦まで熱闘が続く。

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