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マンチェスター・シティ、リバプール、レアル・マドリードら欧州サッカー注目10クラブの新布陣。今季躍進するクラブ、選手は? (4ページ目)

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi

パリ・サンジェルマン(フランス)

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FW:ネイマール(エキティケ)、エムバペ(サラビア)
MF:メッシ(レナト・サンチェス)
MF:ヌーノ・メンデス(ベルナト)、ヴィティーニャ(パレデス)、ベッラッティ(ゲイエ)、ハキミ(ムキエレ)
DF:キンペンベ(ディアロ)、マルキーニョス(ダニーロ・ペレイラ)、セルヒオ・ラモス
GK:ドンナルンマ(ナバス)

 カタールの国家ファンドが買収してから11年が過ぎても欧州の頂点に立てておらず、今オフに方針を転換。スター選手の乱獲は控え、新アドバイザーの母国ポルトガルからヴィティーニャ、レナト・サンチェスという伸び代のある若手を迎え、期限付きで加入していたメンデスとも正式を結んだ。

 ノルディ・ムキエレやウーゴ・エキティケといった20代前半のフランス人を加えたのは、アイデンティティの確立のためだろう。ネイマール、キリアン・エムバペ、リオネル・メッシを前線に並べると、国内では面白いようにゴールを奪えるかもしれないが、国外の強豪との対戦時にはバランスを重視するか。まことしやかに囁かれるネイマールとエムバペの不仲説も、気になるところだ。

ミラン(イタリア)

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FW:ジルー(レビッチ)(イブラヒモビッチ)
MF:レオン(オリギ)、ブラヒム・ディアス(デ・ケテラーレ)、メシアス(サーレマーケルス)
MF:ベンナセル(クルニッチ)、トナーリ(ポベガ)
DF:テオ・エルナンデス(バロ=トゥーレ)、トモリ(ガッビア)、カルル(ケア)、カラブリア(フロレンツィ)
GK:メニャン(タタルシャヌ)

 11年ぶりにスクデットを掲げたチームから抜けた主力はフランク・ケシエくらい。中盤に君臨したこのタフガイの穴は小さくないが、イスマイル・ベンナセルやローン帰りのトンマーゾ・ポベガらにとっては独り立ちの好機となるか。

 10月に41歳になる御大ズラタン・イブラヒモビッチはヒザの手術を終え、年明けに復帰する予定だ。それまで1トップはオリビエ・ジルーやアンテ・レビッチ、新加入のディボック・オリギらで回すことになる。

 補強の目玉はベルギー新世代の象徴、シャルル・デ・ケテラーレだ。前所属先のクラブ・ブルージュでは21歳にして"キング"と呼ばれていた攻撃的MFは、長身ながら柔らかいスキルと高い決定力を備え、一味違うアクセントになりそう。

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