マンチェスター・シティ、リバプール、レアル・マドリードら欧州サッカー注目10クラブの新布陣。今季躍進するクラブ、選手は? (3ページ目)

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi

バルセロナ(スペイン)

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FW:ラフィーニャ(アンス・ファティ)、レバンドフスキ(オーバメヤン)(デパイ)、デンベレ(フェラン・トーレス)
MF:ペドリ(ピャニッチ)、ガビ(デ・ヨング)(コジャード)
MF:ブスケツ(ケシエ)
DF:ジョルディ・アルバ(バルデ)、エリック・ガルシア(ピケ)、アラウホ(クンデ)(クリステンセン)、デスト(セルジ・ロベルト)
GK:テア・シュテーゲン(イニャキ・ペーニャ)

 昨オフに資金難からリオネル・メッシと涙ながらに別れたクラブ(負債総額は約1300億円以上とも)が、なぜか一年後の移籍市場では大型補強を敢行している。

 未来のテレビ放映権を売却して資金を確保しているようだが、ラフィーニャ、ロベルト・レバンドフスキ、ジュール・クンデと移籍金50億円超の契約を3つも締結。さらにフランク・ケシエとアンドレアス・クリステンセンをフリーで迎えた。

 ただし現状では、ラ・リーガのファイナンシャル・フェアプレーに抵触するため、登録を認められていない選手がいる。既存選手のサラリーを減額するなどして、なんとか新戦力をすべて起用できるように画策していると伝わるが、なんとも奇妙な成り行きだ。

バイエルン(ドイツ)

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FW:マネ(サネ)、ニャブリ(ジルクゼー)
MF:ムシアラ(コマン)、ミュラー(テル)
MF:ザビツァー(ゴレツカ)、キミッヒ(フラーフェンベルフ)
DF:デイビス(スタニシッチ)、リュカ・エルナンデス(デ・リフト)、ウパメカノ(ニャンズ)、パバール(マズラウィ)
GK:ノイアー(ウルライヒ)

 ブンデスリーガを10連覇中の絶対王者では、8シーズンにわたってエースストライカーを務めていたロベルト・レバンドフスキが去った一方、サディオ・マネを迎えて2トップ気味のシステムに変更。

 昨季は主に3バックで、時には両ウイングバックに攻撃的なウイングを置いて4トップのような布陣も採用していた若き策士ユリアン・ナーゲルスマン監督は、2年目の今季はこれまでのところ4-4-2を採用している。

 CBマタイス・デ・リフト、MFライアン・フラーフェンベルフ、右サイドバックのヌサイル・マズラウィとアヤックス育ちの新戦力で中盤と守備陣を強化し、17歳の超新星アタッカー、マティス・テルも釣り上げた。同じく10代のジャマル・ムシアラらと共に成長する姿が見込まれる。

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