万能ストライカー、超速SB、キックの鬼......。CL決勝トーナメントで絶対注目の選手たち
2月15日からスタートするUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメントで、活躍が期待される選手は誰か。3人のライターに、今季注目すべきプレーヤーを、それぞれベストイレブン形式であげてもらった。
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規格外のスピードで左サイドを爆走する、バイエルンのアルフォンソ・デイビスこの記事に関連する写真を見る中盤はターンやキックに独特の味がある名手
西部謙司(サッカーライター)
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FW/サラー(リバプール)、レバンドフスキ(バイエルン)、アントニー(アヤックス)
MF/ベルナルド・シウバ(マンチェスター・シティ)、モドリッチ(レアル・マドリード)
MF/ベッラッティ(パリ・サンジェルマン)
DF/デイビス(バイエルン)、マルティネス(アヤックス)、マルキーニョス(パリ・サンジェルマン)、アレクサンダー=アーノルド(リバプール)
GK/オブラク(アトレティコ・マドリード)
GKはエデルソン(マンチェスター・シティ)、アリソン(リバプール)、マヌエル・ノイアー(バイエルン)などすばらしい選手がいるなか、あえてヤン・オブラクにした。今風の足元のうまさはないが、GKの本分とも言えるシュートストップの能力が抜群だ。アトレティコ・マドリードは攻められるので、見せ場が多そうなのも選んだ理由である。
右サイドバック(SB)のトレント・アレクサンダー=アーノルドはキックの鬼。リバプールの攻め込み方法は意外とラフなのだが、それで成立させているのはアレクサンダー=アーノルドのキック精度、球質がけっこう大きい。
センターバック(CB)は万能のマルキーニョスと小柄なリサンドロ・マルティネス。マルティネスは180㎝に満たない身長ながら、アルゼンチン人らしい球際の強さがあり、左足のフィードの正確さはピカイチ。ダニエル・パサレラやハビエル・マスチェラーノの系譜を継ぐのではないか。
左SBは規格外のスピードのアルフォンソ・デイビス。スプリントして、パスを受けて、ドリブルするだけで、相手の3ラインを全部通過してしまう。バイエルンがあっけなくボールを前進させられる理由のひとつ。
ケガの影響さえなければトップクラスのMFマルコ・ベッラッティをアンカーに、右はベテランの熟練と年齢を感じさせない運動量のルカ・モドリッチ、左はマルチロールのベルナルド・シウバ。似たタイプの3人になってしまったが、それぞれターンの仕方やキックに独特の味がある名手だ。
右ウイングはレフティのアントニー。左前へ出るドリブルに絶対感がある。シュート、クロスで得点関与率が高い。左のモハメド・サラーは本来右サイドだが、スピードと得点力は今季も無双。シュートのうまさは格別だ。
センターフォワードはパーフェクトなロベルト・レバンドフスキ。得点だけでなくアシストもうまく守備もしっかりやる。CBとの駆け引きに長け、文字どおり攻撃を先導する役割を果たしている。
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