メッシはもう、うんざり? 2年越しのバロンドール争奪戦、勝ち取るのは誰だ (3ページ目)
言わずもがな、メッシは史上最多となる6度の受賞歴を持つバロンドールの常連だ。しかも、今年はコパ・アメリカ優勝を果たし、自身初となる代表チームのタイトルを手にしたうえ、昨シーズンのラ・リーガ得点王にも輝いている。
専門記者の投票による選出とはいえ、投票者は世界各国180人にも及ぶため、選手の知名度が行方を左右する傾向があるのは事実。元フランス代表DFパトリス・エヴラは「個人的には、今年のバロンドールは(エンゴロ・)カンテかジョルジーニョだ。メッシが受賞するのは、もううんざり」とメッシに否定的だが、過去の例からするとメッシが有力候補であることは間違いないだろう。
現在フランスフットボール誌を傘下に置く『レキップ』紙も、今回の有力候補として、ベンゼマ、レヴァンドフスキ、メッシの3人を挙げているが、果たしてこの3人のなかから今年のバロンドーラーが選ばれるのか。
あるいは、ジョルジーニョ、カンテ、メイソン・マウント、セサル・アスピリクエタ、ロメル・ルカクの5人がノミネートされたチャンピオンズリーグ王者チェルシーの選手から受賞者が出るのか。特にジョルジーニョはイタリア代表としてユーロ優勝も果たしており、UEFA(ヨーロッパサッカー連盟)が選ぶ2020−21欧州最優秀選手賞も手にしている有力候補のひとりだ。
ちなみに、英国王手ブックメーカーの「ウィリアムヒル」における最新オッズでは、1位メッシ(1.61倍)、2位レヴァンドフスキ(3.50)、3位にはリバプールのエジプト代表モハメド・サラー(9.00倍)が続き、ベンゼマはジョルジーニョの後塵を拝して同胞カンテと並んで5番目に位置している(21.00倍)。
注目は11月29日、パリで開催される授賞式で今年のバロンドーラーが発表される。
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