欧州サッカートップ10クラブの新布陣。今シーズンを席巻するクラブはどこか (4ページ目)

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi

7位:パリ・サンジェルマン(フランス)

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FW:ネイマール(ドラクスラー)、エムバペ(イカルディ)、メッシ(ディ・マリア)
MF:ワイナルダム(アンデル・エレーラ)、ベッラッティ(パレデス)
MF:ゲイエ(ダニーロ・ペレイラ)
DF:ヌーノ・メンデス(ディアロ)、マルキーニョス(ケーラー)、キンペンベ(セルヒオ・ラモス)、ハキミ(ダグバ)
GK:ナバス(ドンナルンマ)

 今夏の移籍市場の王者だ。クラブの実権を握るカタールの王族たちは来年の自国開催のW杯を前に、絶対に欧州王者になりたいのか、ジャンルイジ・ドンナルンマ、セルヒオ・ラモス、ジョルジニオ・ワイナルダム、ヌーノ・メンデス、そしてメッシと、驚愕の超大型補強を決行。

 レアル行きが濃厚とされたキリアン・エムバペも慰留させ、前線にはスーパースターがズラリと並ぶ。昨季途中に就任したマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、リーグ優勝を逃した上、前任者のトゥヘルがチェルシーでCL制覇。今季はまったく言い訳が許されない。

8位:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)

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FW:C・ロナウド(カバーニ)
MF:サンチョ(ラッシュフォード)、ブルーノ・フェルナンデス(リンガード)、グリーンウッド(マルシャル)
MF:ポグバ(マティッチ)、マクトミネイ(フレッジ)
DF:ショー(アレックス・テレス)、ヴァラン(リンデロフ)、マグワイア(バイリー)、ワン=ビサカ(ダロ)
GK:デ・ヘア(D・ヘンダーソン)

 ジェイドン・サンチョ、ラファエル・バランと攻守に魅惑のタレントを加えたうえ、クリステイアーノ・ロナウドの帰還を成功させた。選手の総サラリーがプレミアリーグで群を抜き、すべてのポジションに一線級を2人以上揃えた。

 マンチェスター・シティにもレアル・マドリードにもパリ・サンジェルマンにも見劣りしないスカッドを用意してもらったオーレ・グンナー・スールシャール監督には、ビッグタイトルの獲得が至上命題として課された。ただ一方で、メイソン・グリーンウッドやマーカス・ラシュフォードといった、生え抜きの出番が減らないことを願うファンも。

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