U-24スペイン代表の「イニエスタ2世」。レアル不合格から18歳で代表の中心に成長した (3ページ目)
◆日本の五輪3戦目フランスは戦力大幅ダウン。スペインはドリームチームで出場
ブスケッツの戦列復帰も大きかったが、謙虚に挑む姿勢が成長を促していたのだ。その実直さもイニエスタを彷彿とさせる。だが、18歳の時点で比べると、イニエスタは当時、バルサでデビューしたばかりで、成熟には3,4年を要している。今のペドリがどれだけの領域に達しているか――。
「(疲労を心配する)バルサや(ジョゼップ・)グアルディオラ(マンチェスター・シティ監督)の言葉には一理があります。でも、僕はボールを蹴るのが好きですから」
ペドリは東京五輪を戦うU-24スペイン代表へのメンバー入りに際しても、そんな前向きなコメントをしている。プレーに対して貪欲なのだ。
バルサはペドリと2022年6月末(バルサが優先権を持って2年追加できる)まで契約している。しかし、早くも見直しが必要かもしれない。移籍違約金は4000万ユーロ(約52億円)だが、市場価値はすでに倍に達しているのだ。
「イニエスタのようだ」
バレロンはそう言っていたが、ペドリはペドリとして、すでに伝説の碑を刻み始めている。
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