FC東京育ちの原大智、リーガ入りの舞台裏。アラベスでの活路は「大型FW」である点か (3ページ目)
◆中田英寿を上回る天才に起きた悲劇。リーガに「ぶっとんだ自信」で挑んだ
2019年、J3で得点王になった当時、原は裏に抜けるタイミングがよく、右サイドで走力や体の強さで強度を入れられる選手、という印象だった。高さに関しては、むしろ大きな体を持て余していたところがあった。しかし海を渡り、屈強な選手と体を合わせ、変化・成長しているのかもしれない。
「大智は海外でやり合って揉まれてきたほうが面白いかもしれない。いいものを持っているから」
当時、FC東京U-23の指導者はそう話していた。
アラベスは7月5日に選手が集合し、プレシーズンをスタートさせる、7月末にはレアル・ソシエダなどとの試合が続々と組まれている。そこで新シーズンを戦う体制が固まるものと見られる。
原は自らのゴールで門をこじ開け、居場所を勝ち取るしかない。
3 / 3