影山優佳のサッカー愛。夢は通訳なしでビエルサ監督にインタビュー! (3ページ目)

  • 井川洋一●取材・文 text by Igawa Yoichi
  • 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

ーーCBのホープですよね。それにしても、詳しいですね。

影山
 ビジャレアルを見るようになってから、パウ・トーレス選手のことを知ったんですけど、こんな選手がいるのかと驚きました。あと、(ウナイ・)エメリ監督は、例えばビエルサ監督のようにきっちり戦術を決めてやるのではなく、守備を基本にして、ショートカウンターだったり、割と前にポーンとボールを蹴ったりと、約束事が少ないような印象で。そのぶん、選手を信頼している感じがします。

ーー戦術やシステムも注視しているんですね。

影山 
そうですね。でもフォーメーションって、試合中にどんどん変わるもので、同じ形がずっとなんてことはないですよね。特にビエルサ監督のチームなんて、毎秒のように形が変わったり、数秒後には端と端の選手が入れ替わったりしているので、フォーメーションではお話できないです。

ーーキックオフ時の形から、4−1−4−1と表わされることが多いですね。

影山
 最初にボールを蹴りだす時は、そうだと思います。フォーメーションや戦術というのは、俯瞰で見たときにすごく面白いし、相手の4バックとこっちの2トップがどう戦うのか、やっぱりミスマッチだったか、という風に試合前後の楽しみ方にもつながるので、私は好きです。

ーーでは、海外のスタジアムで行ってみたいところはありますか?

影山
 私、ユルネバ(『You'll Never Walk Alone』。リバプールなどのアンセム)は、絶対に一度、現地(リバプールのホームスタジアムのアンフィールド)で聴いてみたいんです。まだ海外のスタジアムは一度も行ったことがないんですけど、それはいつか必ず。

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