1位ブラジル、日本は? 最新の
非FIFAランキングを独自推計してみた (2ページ目)
去年の11月以降、コロナ禍でFIFAランキングがまったく動いていない現在、各国の代表チームの現状を探ろうとした時、一定の目安になるのが、チャンピオンズリーグ(CL)における選手個人の出場記録だ。
選手のステイタスを推し量る時、CLの出場回数は、代表試合(国際Aマッチ)の出場回数より重要視されるだろう。代表チームの力を探ろうとすれば、CLに選手を送り込んでいる国別の数に着目する手がある。
そこで、準々決勝以降をポルトガルのリスボンで短期集中開催した昨季(2019-20シーズン)のCLに目を向けてみた。以下のランキングは、準々決勝以降に出場した選手の国籍別の数とランキングである。
1位)スペイン20人
2位)フランス19人
3位)ドイツ人15人
4位)ブラジル14人
5位)アルゼンチン6人
6位)オランダ5人
7位)ベルギー、ポルトガル、イタリア、オーストリア各4人
11位)イングランド3人
12位)カメルーン、クロアチア、コロンビア、スロベニア各2人
16位)アメリカ、アルジェリア、アルバニア、ウクライナ、ウルグアイ、カナダ、コスタリカ、スイス、スウェーデン、セネガル、チェコ、チリ、デンマーク、ハンガリー、ポーランド、マリ、メキシコ、モンテネグロ各1人
準々決勝以降を戦った選手の数は合わせて124人で、国籍数は計33(欧州勢に限れば20)に及んだ。
ちなみにベスト8に進出したチームは、バイエルン、ライプツィヒ(ドイツ)、リヨン、パリ・サンジェルマン(フランス)、バルセロナ、アトレティコ・マドリード(スペイン)、マンチェスター・シティ(イングランド)、アタランタ(イタリア)。
たとえば、ドイツ人選手15人の中で、自国のクラブ(バイエルン、ライプツィヒ)に所属している選手は合わせて10人を占めた。他国のクラブからCLに出場している選手は、つまり5人だった。
自国のクラブが複数出場していれば、その数は必然的に増える。2チームを送り出しているドイツ、フランス、スペイン人選手の数が多くなるのは当然だ。同様に1チームしか送り出せなかったイングランド人選手の数が例年に比べ、少なくなるのも当然になる。
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