1位ブラジル、日本は? 最新の
非FIFAランキングを独自推計してみた (3ページ目)
そこで着目したいのは、自国以外のCL8強チームに選手を多く供給している国だ。その筆頭はブラジルになるが、欧州勢に限れば、フランス、スペインがリードする。以下はその内訳だ。
1位)ブラジル14人
2位)スペイン10人、フランス10人
4位)アルゼンチン6人
5位)オランダ5人、ドイツ5人
7位)ベルギー、ポルトガル、オーストリア各4人
10位)カメルーン、クロアチア、コロンビア、スロベニア各2人
14位)イングランド、イタリア......各1人
これはサッカーの強国度を示すランキングといってもいいだろう。もちろん自国のリーグが賑わっているイングランドやドイツの選手が、他国でプレーすることは経済的に難しい面があることは確かだ。島国であるイングランド人の場合は、とりわけ自国にこもる傾向がある。
とはいえ、海外のCL8強チームでプレーする選手がキーラン・トリッピアー(アトレティコ)ひとりという現実はいかにも寂しい。ロシアW杯4位、2018-19ネーションズリーグ4位と、昇り調子にあるイングランド代表だが、この数がもう少し増えていかないと、代表のサッカーに多様性は生まれない。優勝は見えてこないのかもしれない。
目を引くのはオランダの5人だ(メンフィス・デパイ、ケニー・テテ/リヨン、フレンキー・デ・ヨング/バルサ、マルテン・デルーン、ハンス・ハテブール/アタランタ)。
オランダはこれまでも、選手を育てて売る輸出国として地位を築いてきた国。いまさら急に驚く話ではないが、とはいえ、欧州の他の国に先んじていることがあらためてわかる。ナタン・アケ(マンチェスター・シティ)、ミッチェル・バッカー(パリ・サンジェルマン)など、今季も新たにCLの土を踏みそうな有力株が目白押しだ。前回のネーションズリーグで準優勝したことに必然を感じる。
一方、寂しく感じるのはイタリアだ。2018年ロシアW杯ではオランダ同様、予選落ち。昨季のCLでは、アタランタがベスト8入りして気を吐いたが、そこでプレーしたイタリア人選手は3人にすぎなかった。主力は外国人選手で固められていた。
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