いきなりイブラとロナウド。
冨安健洋と吉田麻也の今季セリエAが開幕 (3ページ目)
クラウディオ・ラニエリ監督は吉田を非常に高く評価しており、サンプの守備の要と考えているようだ。
「彼の豊富な国際経験、闘志、チームのために戦おうとする強い気持ちは、守りに安定感と確かさを与えてくれる」
サンプドリアの始動は8月26日。サマーキャンプは行なわず、ジェノバ郊外の練習場でトレーニングを行ない、選手が家から通えるようにした。昨季のリーグ戦再開後、選手たちはハードスケジュールをこなし、これからも過密スケジュールが続く。選手に精神的肉体的負担をかけたくないというラニエリ監督の思いから、この形となった。
サンプドリアはほとんどレギュラーメンバーを変えていない。4-4-2のフォーメーションで吉田はロレンツォ・トネッリとCBコンビを組む。同じくCBのオマー・コリーにはリバプールへの移籍の噂がある。
サンプドリアはここまで練習試合を3試合行なっているが、アレッサンドリア戦では、ケガなどで使える選手が少なかったこともあり、ラニエリ監督は吉田を中盤で途中出場させた。監督はそれにも手応えを感じており、新シーズンでは中盤で使うことも選択肢に入れているようだ。吉田自身もSNSで、その後のユースチームとの練習試合でも中盤でプレーしたことを報告している。
サンプドリアは日曜日の開幕戦でユベントスと対戦する。冨安がイブラなら、吉田が対峙するのはクリスティアーノ・ロナウドだ。この試合は新しくユベントスの監督に就任したアンドレア・ピルロの初陣でもあるだけに、注目が集まるだろう。ぜひとも活躍を期待したい。
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