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メッシとロナウドの共演が見たい! 破壊力MAXのユベントス布陣を考えた (4ページ目)

  • 中山 淳●文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 UEFA主催の授賞式で、ロナウドが永遠のライバルであるメッシとの関係についてそう語ったのは、昨夏のことだった。その当時は、まさかメッシがバルサを出て行く気持ちになるとは考えもしなかったと思われるが、現在のロナウドであれば、ディナーどころかライバルが同じユニフォームを着ることを大歓迎するような雰囲気もある。

 もっとも、夢の共演が実現するためには、途方もない資金が必要になることは言うまでもない。現在メッシが手にする年俸は世界トップの約4600万ユーロ(約55億円)で、ロナウドの年俸は約2100万ユーロ(約25億円)とされている。ふたり合わせて約80億円。この金額が、ユベントスの懐をひどく圧迫することは火を見るより明らかだ。

 バルセロナ大学のホセ・マリア教授の試算によれば、メッシが国外に出て行くことでスペインの税収約5000万ユーロ(約60億円)が消滅するという。すでにロナウド移籍によって約4000万ユーロ(約50億円)を失ったスペインとしては、メッシの国外流出だけは阻止したいところだろう。

 これら金銭の問題をクリアするためには、やはり強力なバックアッパーの存在が不可欠になる。たとえばメッシとユベントスのスポンサーを務める某スポーツメーカーA社がメッシの移籍をサポートするとしたら......。

 とにかく、最終的にメッシの移籍問題がどのような結末を迎えたとしても、いつかはロナウドとの共演を見てみたいという思いは変わらない。

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