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メッシとロナウドの共演が見たい! 破壊力MAXのユベントス布陣を考えた (2ページ目)

  • 中山 淳●文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

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 そのうちラ・リーガでは485試合で444ゴールと、リーグ歴代ダントツのトップを快走中。今季はコロナ禍で25ゴールに終わったが、それでも4季連続のピチーチ賞(得点王)を死守するなど、その圧倒的な決定力はいまだ衰えの兆しを見せていない。

 もちろんヨーロッパの舞台でもその輝きは変わらず、過去6度得点王を獲得したチャンピオンズリーグ(CL)の通算ゴール数は、歴代2位の115ゴール(出場143試合)に及ぶ。

 一方のロナウドも、これまでスポルティング、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリード、そして現在のユベントスと計4チームでプレーし、スポルティングでトップデビューを飾った2002-03シーズン以来、これまで公式戦850試合に出場して計638ゴールを記録している。

 最も長く在籍したレアル・マドリード時代(9シーズン)にピチーチ賞を3度受賞したほか、2007-08シーズンにプレミアリーグの得点王を獲得した経験もある。また、これまで173 試合に出場したCLでは歴代トップとなる131ゴールを記録し、7度の得点王を受賞。2013-14シーズンの年間17ゴールという記録はいまだに破られていない。

 つまり、サッカー史を代表するゴールマシンふたりの総ゴール数を合計すると、その数字は驚愕の1272ゴールに達する。

 しかも35歳のロナウドは、今季も超過密日程のなかでセリエA31ゴールをマークするなど、ゴールハンターとして進化をつづけている。

 問題は、桁違いの得点力を誇るふたりが共存できるかどうかだ。ゴール数の足し算はあくまでも机上の空論にすぎず、重要なのはふたりを共存させるためのチームとしてのオーガナイズになる。

 そこで、今季からユベントスの指揮を執るアンドレア・ピルロ新監督が採用を公言する、4-3-3システムにあてはめてみると、次のような編成でふたりの共存が考えられる。

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