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メッシとロナウドの共演が見たい! 破壊力MAXのユベントス布陣を考えた (3ページ目)

  • 中山 淳●文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 GKヴォイチェフ・シュチェスニー以下、DFは右からダニーロ、マタイス・デ・リフト、レオナルド・ボヌッチ、アレックス・サンドロ。中盤3人は中央にロドリゴ・ベンタンクール、右にアドリアン・ラビオ、左には新戦力のアルトゥールを配置。3トップはパウロ・ディバラをゼロトップ式に起用し、右にメッシ、左にロナウドを置く形になるだろう。

メッシがユベントスに入った場合の仮想布陣。破壊力抜群の攻撃が見られるはずメッシがユベントスに入った場合の仮想布陣。破壊力抜群の攻撃が見られるはず 前線3人は流動的に動くための阿吽の呼吸が必要になるが、相手チームにとっては彼ら3人をマークするためには、最低5人が必要になるのではないか。そうなれば、ユベントスにとっては相手陣内に押し込みやすい状況が生まれるだろう。

 肝心のふたりの相性については、それほど心配することはない。一昨季あたりからのメッシは、中盤に下がってボールを受け、前線に効果的な中長距離のピンポイントパスを配給するという非凡な展開力を披露している。それはサイドや前線でディフェンスの背後を狙いたいロナウドにとって、願ってもない環境と言える。

 ふたりが得意とする直接FKにしても、右足で狙うならロナウド、左ならメッシと、その棲み分けには自然とふたりの間で"暗黙の了解"が成立するはずだ。

 ただし、メッシとロナウドには守備の負担をかなりのレベルで免除しなければならない。ディバラ+中盤3人の運動量と、ボール奪取能力向上が絶対条件となるだろう。

 いずれにしても、成績や守備云々は別として、ロナウドとメッシが共演することでどれほどの破壊力を示すのかは、是非とも一度は見てみたい。そう思わせてくれるようなドリームチームが完成することは間違いない。

「もちろん僕たちの関係は良好だよ。まだ彼とはディナーを共にしたことはないけど、将来その時がやって来ても何も問題はない。僕たちは長くスペインで競い合い、お互いを高め合うことができた。これはサッカーの歴史としてもよいことだと思う」

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