マンUでブレイクした18歳。相手DFを手玉に取る駆け引きが秀逸だ (2ページ目)
Answer
相手を中に釣り出してから、外へ逃げてパスをコントロール
ブルーノ・フェルナンデスが右サイドから中央へボールを持ち出した瞬間、ファーサイドにいたグリーンウッドはバイタルエリアへ進入するように動き出した。そこに対応したのがボーンマスの右サイドバック、アダム・スミスである。グリーンウッドは、中に行く動きで相手を釣ってから、外に逃げてフリーでボールを受け、シュートを決めた 中に入ったグリーンウッドが、ブルーノ・フェルナンデスからのパスを中央で受ける。後方から視界に現れたグリーンウッドを見た瞬間に、スミスはそうイメージしたはずである。しかし、それは仕掛けられた罠だった。
スミスも中に動いた瞬間、グリーンウッドはバックステップでファーサイドへ逃げた。中で受けてシュートというイメージは、スミスを釣り出すための駆け引きだったのだ。
ブルーノ・フェルナンデスからのパスが通ると、スミスのマークを外したグリーンウッドは得意な左足の前へ完璧にコントロールし、鋭く左足を振り抜いた。
この試合2得点したグリーンウッドは、マン・オブ・ザ・マッチに選出された。第35節までで公式戦16ゴールをマークし、同年齢時のウェイン・ルーニーの17ゴールにあと1ゴールと迫っている。シュートテクニックに天賦の才を備えるグリーンウッドが、同クラブのレジェンドを超える日は近い。
【動画】グリーンウッドが鮮やかに2発! マンチェスター・U対ボーンマス戦ハイライト
(前半29分のゴールシーンは1分10秒〜1分59秒)
2 / 2