マンUでブレイクした18歳。相手DFを手玉に取る駆け引きが秀逸だ

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

サッカーIQラボ
〜勝負を決めるワンプレー~

Question
このあとグリーンウッドは、ブルーノ・フェルナンデスからの横パスをどうしたか?

 7月13日、スポーツ仲裁裁判所の裁定により、ファイナンシャル・フェアプレー違反でマンチェスター・シティが受けた、2年間のUEFA主催大会出場停止処分が撤回となった。

 これにより、今季プレミアリーグ2位が確定しているシティは来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。

 この煽りを受けるのが勝ち点1差でCL出場権を争う、レスター、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドの3クラブだ。残り3つあったはずの椅子が1つ減り、出場権争いは一気に激化することとなった。

 そんななか、リーグ再開後に5勝2分(36節終了時点)と絶好調なのがユナイテッドだ。5勝のうち4試合で3得点以上と攻撃力が爆発している。

 第33節ボーンマス戦では、攻撃の核となっている今冬加入のブルーノ・フェルナンデスと、新進気鋭の18歳、メイソン・グリーンウッドからゴールが生まれた。

グリーンウッドは、ブルーノ・フェルナンデスからのパスをもらう体勢。どのように動いて、ボールを受けただろうかグリーンウッドは、ブルーノ・フェルナンデスからのパスをもらう体勢。どのように動いて、ボールを受けただろうか 前半29分、右サイドでボールを受けたフェルナンデスが中へ持ち出すと、逆サイドにいたグリーンウッドが中央へ動き出した。このあとグリーンウッドはどうしただろうか?

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