エムバペも値崩れ候補。
コロナで大荒れの欧州サッカー移籍市場 (6ページ目)
とくに現在は、今シーズンで契約満了を迎える選手の契約延長交渉のほとんどがストップしているため、今後の収入の見通しが立たなければ、クラブは手放したくない選手の契約更新を躊躇する可能性も高い。それはクラブにとっても、契約更新を望む選手側にとっても不幸な話である。
現在、FIFAは今夏の移籍についてのガイドラインを作成し、移籍マーケットもそれに沿って進めることを推奨している。
そのなかには、今年6月30日に契約満期を迎える選手については今シーズンが終了するまでにそれを延長することを認めること、すでに移籍が合意されている場合でも今シーズン終了後にそれが有効化するようにクラブと選手間で協力することなど、さまざまな特例措置が提示されている。
しかしながら、それはあくまでも選手の契約期間に対する特例措置であって、移籍マーケットの規模縮小は、それとは無関係で進行するはずだ。
そんななか、来シーズンからフランスのリーグ・アンとリーグ・ドゥの放送権契約を結んでいる企業『メディアプロ』のハウメ・ロレンスCEOは、AFP通信の取材に対して次のようなコメントをしている。
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