バルサの危機。MSNへの熱狂の陰で「青とえんじの色」は薄まり続けた (5ページ目)
2018年6月、アンドレス・イニエスタが退団し、ヴィッセル神戸へ移籍。
ロセイのあとを受け、バルトメウが会長に就任した。彼はロセイの流れをくむ人物で、ネイマールの移籍不正疑惑にも関わっていた(検察からは懲役5年を求刑されている)。必然的に、"金の流れ"を止められない。各国の有力選手を買っては売りを繰り返し、チームを弱体化させている。ラ・マシアからは有力な若手は台頭せず、"資金稼ぎの工場"と化しつつある。
クラブの持つ不安定さが、悪い方向に振れた。はたして、誰がこの窮状を救えるのか?
(つづく)
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