乾貴士効果かアラベス無敗続行。
代表招集も「今は微妙な立場」と危機感 (2ページ目)
だが、前半11分の先制点につながるファールを奪ったほか、この日2ゴールを挙げたジョナサン・カジェリや、ストライカーのボルハ・バストンへスルーパスを送り、相手ディフェンダー2人に囲まれながら、するりと抜け出したドリブルなどでアラベスのチャンスを作り出していた。そのプレーは、十分にチームにフィットしていると感じさせた。
「まあ、今のところはね。どこかで負けるときがくるかもしれないけど、できるだけ長く、勝ち点を多く与えることが自分の仕事だと思っている。それができていることには満足しているけど、自分の出来としてはまだまだよくしていかないといけない」
ミックスゾーンで試合を振り返った乾は、チームに移籍後、6試合無敗と好調が続いていることには満足感は見せながら、いつものように反省の言葉を口にした。
今後はアトレティコ・マドリード、セビージャと、CL、ヨーロッパリーグ出場権獲得のために倒さなければいけない強豪ライバルとの対戦が続くが、乾はまずその前に行なわれる日本代表での試合に集中している。アジアカップでベンチを温めたことは乾の反骨心を刺激したと思われたが、クラブで戦うのと同様に、チャレンジャーとしての気持ちを忘れていない。
「チャンスはあると思うし、そこで見せられればいい。チャンスをつかむしかない。今は選ばれるか、選ばれないかの微妙な立ち位置にいると自分自身、感じている。今回は、(原口)元気とかが選ばれていなかったり、主力の何人かが抜けている。そういうのがあって自分は選ばれていると感じている。ベストメンバーになった時にしっかり選ばれたいと思う。
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