香川真司、代表メンバー争いを「歓迎」。
久々の90分出場も残る課題
香川真司(ベシクタシュ)がギョズテペ戦で、試合終了間際に交代したものの、久々に90分間プレーした。
ギョズテペ戦に先発、試合終了間際までプレーした香川真司(ベシクタシュ) 前回先発した2月25日のフェネルバフチェ戦では85分に交代した。その前のフル出場となると、ドルトムント時代の昨年11月6日、ツヴァイテ(2軍)に合流してプレーしたレギオナルリーガ(4部相当)のロートヴァイスエッセン戦ということになる。さらにその前となると、実にロシアW杯ベルギー戦まで遡らなくてはならない。
試合後、香川は正直な感触を口にした。
「身体は正直、"きて"(疲労して)いました。でも、当たり前といえば当たり前なので、これ(90分の出場)を継続して、今日より次の試合、とやっていければいいんじゃないかなと思います」
試合ではボールロストするシーンもあり、本来の香川らしくないプレーが見られた。1-0の勝利に貢献したにもかかわらず、表情は険しかった、
香川の現時点での課題は明らかだ。90分間、フル出場するだけの体力が以前のレベルまで戻っていないのだ。後半から途中出場して、相手が疲れているなかで攻撃に集中し、チームに変化をつけるスーパーサブ的な働きは十分できる。だが、スタメンで攻撃を組み立て、周囲を使いながら自身もゴール前に入り、さらに守備もする......そんなプレーができるようになるまでには、まだ時間がかかりそうだ。
前半、対戦相手のギョズテペが、ある程度組織的なプレスをかけてくると、ベシクタシュボールを持てずに苦しんだ。香川自身もボールを失うことがあったし、消える時間帯もあった。
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