香川真司、代表メンバー争いを「歓迎」。
久々の90分出場も残る課題 (2ページ目)
「苦しかったですね、前半はとくに。相手も非常にアグレッシブにきていたし、チームとしてもやりたいことがなかなかできない。逆に相手のカウンターであったり、アグレッシブさにちょっと後手に回っていた」
チームとして対応できないまま、前半が終わった。
「なかなか修正することができなかった。ただ、よくあることでもあるし、後半、しっかり立て直して先制できたことが非常に大きかった。その後、2点目を取るチャンスがあるなかで、最少得点でしたけど、何より勝つことができてよかったです」
トルコリーグで常に上位を争うベシクタシュにとっては、16位の相手に思わぬ苦戦となった。
「下位のチームと聞いていたんですけど、その割には非常にインテンシティ高くやってきていたので、ちょっと僕たちは後手に回ったかなと個人的にも思います」
香川は久々の日本代表に合流する。森保ジャパンでは2列目の若い選手たちがトレードマークのようになっているが、そんなメンバー争いに関しては「歓迎する」と話す。そうでないと、「代表の向上にはつながっていかないだろう」とも言う。
吉田麻也(サウサンプトン)や長友佑都(ガラタサライ)といったベテランが参加しない今回の2試合(3月22日・コロンビア戦、3月26日・ボリビア戦)では、香川は新たな役割を求められるはずだ。香川は「次のW杯に向けてのスタート」と位置付けているが、まずは自身が完全に復調しなければならないだろう。そのためには1試合、1試合が貴重となる。
期待も大きいが、課題も大きい。それが香川の現状である。久々に合流する代表で、何をテーマにどう戦うのか、注目が集まる。
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