CL16強決定。最激戦区を勝ち抜いた
リバプールとサラーは頂点を狙える (4ページ目)
そして後半11分、レッドスターがマルコ・ゴベリッチのゴールで2-1とすると、試合は斬るか斬られるかの撃ち合いになった。PSGに3点目のゴールが生まれたのはそれから18分後の後半28分だが、格上であるPSGは、その間、好ましくない展開を強いられたことになる。
PSGとリバプール。ナポリの健闘で大混戦になったC組だが、終わってみれば当初の予想どおり、この両チームがベスト16に駒を進めることになった。優勝を狙う力があると言われる両チームだが、グループリーグ最終戦の戦いぶりを見る限り、リバプールの方が戦い方に安定感があるように見える。
リバプールは2004-05シーズンのチャンピオンチームで、2006-07シーズンにも準優勝を飾っているが、当時は典型的なチャレンジャーだった。強チームというより好チーム。優勝候補というよりダークホースだった。対して2018-19のリバプールは、好チームではあるけれど、それ以上に強チームだ。1-0でリードしても、精神的に弱気にならない強さがある。
4度優勝を飾っているチャンピオンズカップ時代のリバプールがどうだったかは知る由もないが、CL時代になってからはいま現在が最強だ。
最終的な結果は、決勝トーナメントに入る2月後半以降の調子で決まる。そこでリバプールは、このナポリ戦のような試合を繰り広げることができるか。レアル・マドリード、バルセロナ、バイエルン、ユベントス等々、少々名前負けする相手に、もし1-0でリードしたとき、どんなサッカーができるか。
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