今季2得点目の大迫勇也。ある動画が
予感させたブレーメンとの好相性 (3ページ目)
大迫といえば、他の日本代表選手らが「みなさんが見ているとおりの、静かで無口な男」と評するようなキャラクターの持ち主。取材に対しても、端的な言葉で答えるが、ムダなことは喋らず、短時間でぱっと切り上げる。だからこそ、ゲームのようなクイズのような動画撮影を楽しんでいたのかもしれないが、そこには新チームに馴染もうとしている姿勢が見て取れた。
この動画の最後の質問は、「ファウルで相手の得点を阻止するか、失点するか、どちらがいいか?」というものだった。少し迷った大迫は、スタッフに「どちらがいい答えなの?」と聞き、最後は「わかりました。レッドカードをもらいます」とファウルを選択した。笑いを取りながらこんなやりとりができることに、やはりドイツに来てから4年半という月日の長さを感じるのだった。
大敗したレバークーゼン戦後の大迫は「前がかりになりすぎた。こんな日もあります」と、サバサバしたものだった。負傷の影響も心配されたが、79分までプレー。チームからの信頼は厚く、今後も先発で起用され続けることになるだろう。ゴールも含めて、これまでにない大迫が見られるのではないかと楽しみだ。
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