2018.10.31

今季2得点目の大迫勇也。ある動画が
予感させたブレーメンとの好相性

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

 例年とちょっと違う展開になっている今季のブンデスリーガ序盤戦。その主役は9戦負けなしの首位ドルトムントであり、後塵を拝しているバイエルンなのだが、ブレーメンの好調ぶりも波乱要因のひとつになっている。第9節レバークーゼン戦では、なんと2-6と大敗を喫して4位に後退してしまったが、これが今季2敗目。大健闘と言っていいだろう。ちなみにホームでの敗戦は、昨年10月29日のアウクスブルク戦以来、実に1年ぶりのことだった。

 そんなブレーメンで、大迫勇也は早くも欠かせない選手のひとりになっている。体調不良のためにベンチを外れた第4節アウグスブルク戦以外は、ここまですべての試合に先発。レバークーゼン戦では今季2得点目を挙げている。ただ、ロシアW杯後には「今季の目標は10得点」と公言しており、さらにゴールのペースを上げていきたいところだ。

レバークーゼン戦で今季2ゴール目を決めた大迫勇也(ブレーメン) フロリアン・コーフェルト監督は、対戦相手によってシステムや戦術をガラッと変えてくる。レバークーゼン戦は3-5-2で前がかりになって攻めようとしたが、攻撃は相手のプレスにことごくとひっかかっていた。つまり作戦は失敗だったわけだが、はまったときはかなりうまくいく。

 大迫の起用法もフレキシブルだ。レバークーゼン戦は2トップのうちの1枚だったが、どこのポジションが与えられるかは、相手によってまったく変わる。サイドやMFなど、ゴールから遠いポジションのこともある。それでも「得点を」というのが大迫の今季のテーマであり、課題ということになる。