肩の荷が下りた長谷部誠の
充実ぶりに思う「日本代表のこれから」 (2ページ目)
代表に呼ばれない選手は、この9月から11月にかけては毎月、試合がない週ができる。もちろん、その間ずっと休みということはなく、2、3日の連休が与えられることが多いようだ。遠出はできないが、スペインの島や南仏のリゾート地、パリなどに旅行に行く選手も多い。
長谷部はこれまで代表に捧げてきたその時間を、家族とともに過ごせることを楽しみにしており、「海でも山でも全部行きたい」などと話していた。だが、今回の代表ウィークは「休養」の優先順位が高かった。
開幕当初はメンバーから外れることもあった長谷部だが、ポジションを取り戻し、9月20日から10月7日までの間に行なわれた全6試合(リーグ戦4試合、ヨーロッパリーグ2試合)にフル出場した。「なかなかここまでの連戦は経験がないので、かなり疲れていた」と、過密日程に悲鳴をあげた心身を休めることに専念したのだ。
連戦で起用されていることからわかるように、長谷部自身のコンディション自体は上々だ。また、アディ・ヒュッター新監督が就任してから少し時間がたったことで戦術的にうまく回るようになり、チームも調子を上げている。
第8節のフォルトゥナ・デュッセルドルフ戦は7-1の大勝。長谷部はフル出場している。それでも「0で抑えたかった」と、まず反省を口にするところが、やはり長谷部らしかった。
長谷部は自身の状態をこう説明する。
「感覚としてはいい状態にあるかなというのは、やっていて感じています。読みだったりが、いい状態にあると思うんです。このチームは、ローテーションで出た選手がしっかりと結果を残しているので、1、2試合よくなかったら、また外されるというのがあると思う。コンスタントにこれを続けていきたいと思います」
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