なぜだか笑顔が多い香川真司。
ポジション奪取へ苦境を抜け出せるか (3ページ目)
結論からいえば、香川の置かれた現状は厳しいと言わざるをえない。もちろん今後、戦力の増減や状況の変化で出場機会は訪れ、最終的には活躍しているという可能性もあるだろう。ドイツでは、一般的にシーズンの序盤は日本人選手への評価が低いことが多く、とくに監督交代直後にポジションを失うというのは、ありがちなケースだ。香川ほどの実績があっても、そのパターンから抜けられなかったということかもしれない。
好発進とはいえないファブレ体制は、微調整をしながら波に乗っていくのか。その過程で香川がチームに加わっていけるのか。もちろん、自らの力でポジションを奪い取りたいところだが、現実にはチーム事情に左右されることになるだろう。
今のところ、香川の表情は明るいことだけが救いだ。
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