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ブンデス開幕。大迫、原口、浅野は
落ち着いて新天地に適応する (2ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

 浅野は75分で退き、大迫はフル出場。試合は1-1で決着した。

 背番号8が新鮮に映る大迫は、手応えの「兆しのようなもの」を感じたそうだ。

「手探りの状態で、あまり時間がないなかでやっている最中。何かいい手応えみたいのをつかめれば、一気に結果を出すことができるんじゃないかな。ゴール前とかも、もうひと工夫でもっと点が獲れそうだし、チーム全体としてボールは持てているのでチャンスもある。本当にちょっとした形を作れれば、得点も増えてくると思います」

 大迫自体にチャンスは少なく、シュートも1本にとどまった。それでも、感触は悪くなさそうだった。

 一方、久々にブンデス1部の試合となった浅野は、勝ち点1を「悪くない」と言いながら、自身のパフォーマンスには納得がいかないようだった。ドイツ杯1回戦まで見せていた好調さをこの日は得点につなげられず、モヤモヤしたものがありそうだ。

「やっぱりリーグ戦になると、両チームとも固い試合になるというのは、今日やってみてあらためて感じました。今まで準備段階でやってきたゲームとは、まったく違う流れの試合展開になったので。感覚としては、今日こういう試合ができたのは、僕にとってはよかったのかなと思います。そのなかで、どうやって相手との駆け引きをもっとよくしていけるか。もっとよくしていかないと、リーグ戦で結果を残すのは簡単じゃないと感じました」

 それでも、昨季後半のまったく出番がなかった頃に比べれば、すっきりした表情を見せていた。

 負傷で出遅れた形の原口は、「まだまだチームメイトの特徴を把握しきれていない」と明かす。

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