香川真司、W杯初戦に照準。
3カ月ぶり復帰も、代表入りに自信ありげ (2ページ目)
うまくいくことも、いかないことももちろんありましたけど、すべてを復帰のためにと掲げてやってきたし、3週間前から練習しているので、いまさら試合に復帰して、(どうこう)というのはないです。さらにここから(調子を)上げていければいいかなと思います」
その言葉からは、香川が早い段階からブンデスリーガの今季中の復帰というより、日本代表、W杯を意識していたことがうかがえた。だからこそ「いまさら試合に復帰して、というのはない」ということだろう。
コンディションに関していえば、先週、あらためてMRIを撮るほど状況が悪化したのかどうかは気になるところだ。
「まあ、1日、2日はちょっと痛かった。ブレーメン戦後、ちょっとそこは神経質になっていたので、一応、撮りにいこうと思って。MRIを見てもまったく問題なかったので、そのなかでどうトレーニングしていくか、より明確にできた部分はあった。ぶり返すことだけはしたくなかったから」
香川は、慎重を期しただけだと強調した。
シーズンが終わり、W杯モードに入る季節。ただし香川は昨年11月の代表合宿には招集されておらず、3月の欧州遠征も負傷により招集を見送られた。そして指揮官は交代し、代表をめぐる状況は大きく変わっている。だが、香川の目標はあくまでW杯だ。
「そこはブレていないです。別にケガしようがしまいが、僕のそこの目標はしっかり持っているし、そのためにやってきました。今日の試合に出ることも大事ですけど、一番大事なのは(W杯の)初戦であって、キャンプインであって、そこにしっかりといい準備をしたい。監督が代わったので、なによりまた(メンバー争いが)厳しい戦いになるけど、その準備と覚悟を、個人的には常々できているとは確信しています」
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