岡崎慎司、4-3-3のMF起用。レスター変革の荒波に居場所はあるか (2ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 ベンチスタートの岡崎に出番の声がかかったのは、残り時間7分となった83分。FWイスラム・スリマニとともにピッチに入ったが、FWの岡崎が任されたポジションは4-3-3のインサイドMFだった。こちらも予想外の起用法である。

 背番号20は相手のパス回しを懸命に追いかけ、チャンスになりそうと見るやゴール近くまで突っ走った。しかし、ボールにほとんど触ることなくタイムアップ――。3分のアディショナルタイムと合わせ、約10分間の出番で試合を終えた。

 試合後、取材エリアに姿を見せた岡崎は「マンチェスター・C、強かったですね」と素直に完敗を認めた。さらに、質疑応答は4-3-3の新布陣についても及んだ。岡崎によれば、11月中旬の国際マッチウィークを使い、チームは4-3-3の練習に取り組んでいたという。

「代表に行かなかった選手たちで、ずっと4-3-3のトレーニングを行なっていた。だから、(マンチェスター・C戦は)何となく4-3-3だろうなと。(練習では)僕が右サイドをやったり、中盤もやったりしていたので、このままいったら(先発は)つらいなぁって。そうしたら、オルブライトンを(インサイドMFとして先発で)使った。

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