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あの松原良香が研究中。小国ウルグアイから
スアレスが生まれる理由 (5ページ目)

  • text by Sportiva photo by Getty Images

 ケガをするんじゃないかと心配になるような激しいプレーもするけど、ケガはしないんですね。いちいち痛がっているけど、すぐ戻ってプレーする。いま自分が何の目的のためにプレーしているのか、わかっているんでしょうね。プロに上がるアピールのために練習しているんだということを、実によくわかっている。

 プレーを見ていると、野性味が溢れていて、けっしてきれいなプレーをするわけではないのですが、ひとりひとりの個性がわかりやすい。獣が飛びかかってくるところをスッとかわすセンスがあったり、相手がきたときにスーっとサイドチェンジして全然違うところに視野を変える能力があったり。

 それとやはり縦への意識ですね。ボールをいかに速く前に運んでいくか。まずはゴールで、ひとつひとつのプレーがゴールに向かうためのものというのが徹底されている。そこはやはり日本とは違うなと思いました。

 ナシオナル対プラサ・コロニアの試合で、ナシオナルの先制ゴールを挙げたのは、19歳のCBでした。パラグアイ対ウルグアイ戦で先制ゴールを挙げたMFフェデリコ・バルベルデも19歳。そういう若い選手がどんどん出てきて、躍動している。ウルグアイのサッカーにいい循環が生れているのを目の当たりにすることができました。

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