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あの松原良香が研究中。小国ウルグアイから
スアレスが生まれる理由 (2ページ目)

  • text by Sportiva photo by Getty Images

 断トツの最下位はアジア。そして勝率、得点ともにトップは南米だった。その理由を探るため、松原氏は今回、ウルグアイのクラブチームを訪問した。ルイス・スアレスやエディソン・カバーニを生んだ国で、松原氏が見たものとは?

 僕が初めてウルグアイに行ったのは18歳のとき。高校を卒業してペニャロールのサテライトに加わりました。そのとき以来の友人であるウルグアイのサッカー関係者に今回、「スアレスやカバーニが出たクラブに行きたい」と言ったら、「それよりももっと面白いクラブがある。そこにウルグアイの秘密があるから行ったほうがいい」と言われたのがプラサ・コロニアでした。

 ウルグアイの1部リーグは16チームからなっているのですが、ほとんどは首都モンテビデオにあります。ひとつだけ離れた、コロニアという町にあるのがプラサ・コロニアです。その名は日本ではほとんど知られていませんが、2015~16シーズンの後期リーグで初優勝を果たしています。

 カルロス・マンタ会長はウルグアイでも有名な元監督。監督業を25年やって引退し、保養地でのんびりしていたところに、プラサ・コロニアを強くするプロジェクトをやってくれないかと言われ、再びサッカーの血が騒いで4年前に就任したそうです。会長とはいえ、実際に練習にもよく来るし、総監督のような存在でもあります。

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