大迫、原口、高徳...代表ブンデス組は豪州戦に「出る気&勝つ気」満々

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

 代表戦ウィークを前にしたブンデスリーガ第2節。W杯アジア最終予選オーストラリア戦、サウジアラビア戦に招集された日本人選手たちは、いつにも増して気合が入っているように見えた。

 右足首を捻挫し、今回の代表招集さえ危ぶまれた大迫勇也は、25日のハンブルガーSV戦で先発に復帰した。そもそも大迫はかなり前から「代表で大事なのは9月」と、この2試合の重要性を語っていた。キャンプ中の7月31日に負傷し、開幕を前に出遅れてしまったが、ここで追いついた。

ケガが心配された大迫勇也(ケルン)はハンブルガーSV戦にフル出場ケガが心配された大迫勇也(ケルン)はハンブルガーSV戦にフル出場 この日の試合では、開始直後に惜しいシュートを打ったほかは、なかなかボールが回ってこず、苦しい展開に。ケルンは開幕戦で敗れていることもあり、チームメイトの消極的なプレーにも手こずった。

 だが、後半は左MFに回ってチャンスを創出した。中盤は希望するポジションではなく、「左ポジションに回ったのは残念」と言い切ったが、2トップがゴール前に張り付いてクロスを入れる以外の選択肢がなくなる中、後半ロスタイムにはそのクロスにより、ケルンのこの日唯一の得点を演出した。

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