攻撃的になった岡崎慎司は誓う。
日本代表で「俺はこうだ!」と示したい (2ページ目)
「最初はマティッチだけを見るって感じだったんですけど、やっぱりポグバが前へ行くんで、(ポグバが)前に行ったときは僕がポグバを見て、(マンチェスター・Uが)後ろで回しているときはマティッチについてという感じで。(チームとして)そこを整理してから、そんなにやられなかった。だいぶ中盤を助けることができたかなと思う。(前半は)相手にミドルシュートしか打たせていなかった」
ただ、「守備はうまくできたけど、ボールを持ったときはもうちょっと(うまく)やりたかった」と本人が振り返るように、攻撃面では思うようなプレーを示せなかった。監督から守備重視の指示を受けながらも、自主的に前線へ飛び出そうとしていたが、対峙するマティッチのマークに苦しんだ。
中盤でボールを受けて前に運ぼうとしても、セルビア代表MFの足がスッと伸びてくる。あるいは、194cm・85kgのマティッチが身体をぶつけてブロックする。「前に行けないですから」との言葉どおり、フィジカルもアジリティ(敏捷性)もあるマンチェスター・Uの守備に手こずった。シュート数はカウンターから放った1本。マンチェスター・Uの壁は厚く、そして高かったということになる。
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