現地レポート。5カ月ぶりフル出場した
長谷部誠はどんな様子だったか (3ページ目)
その代表復帰については「自分がここでプレーをして、それを日本代表の監督なりスタッフなりが見て、いけるとか、呼びたいと思ったら、呼んでいただけると思う。自分ができることは、自分のコンディションを上げること。そして、そのコンディションがいいところを見せる。それしかないと思う」と語る。
ただ、「自分がケガしてからの代表戦を何試合か欠場して、自分のなかで8月末のゲームで戻ってきたいという目標ももちろんあります。焦って再発しても......という葛藤もありました。ただ、自分のなかで日本代表というものは頭にあるので、もちろんそこは目指しています」と、代表復帰を強く意識していることは隠さなかった。
今夏フランクフルトに加入した鎌田大地も、この試合で公式戦デビューを飾った。4-4-2の右MFとして先発した鎌田は、退場者が出ると左MFに回り、73分に交代を告げられるまでプレーした。
立ち上がりに左足でシュートを放つと、12分にもゴール前でヘディングシュートを放つが決められず。16分には長谷部の浮き球のスルーパスに抜け出し決定機を迎えたが、ダイレクトで狙った味方選手への横パスが流れてしまい、モノにすることはできなかった。公式戦デビューの感想を問われた鎌田は、「退場者が出るまでにチームとしても僕自身もチャンスがあったので、ああいうのを決めきれるようにしたいです」と、チャンスで仕留められなかったことを最初に反省した。
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