ファンも認めたヘタフェ柴崎岳。リーガ開幕戦でスタメン出場濃厚に
ヘタフェのホームスタジアム、リセウム・アルフォンソ・ペレスに大きな歓声がこだました。
新シーズンのチームお披露目となったプレシーズンマッチ、ヘタフェ対アトレティコ・マドリードの一戦。先発した柴崎岳が64分、ダブルタッチで相手DFをかわしてパスを送ると、ヘタフェサポーターはもちろん、記者席のスペイン人記者も声を上げた。「今日の一番のプレーをしているのは柴崎だな」と声をかけてきた記者もいた。
プレシーズンマッチ、アトレティコ・マドリード戦に先発した柴崎岳(ヘタフェ) 試合の結果は0対0。終盤にフェルナンド・トーレスがエリア内フリーの決定的なチャンスをふかすというミスがなければ、アトレティコ・マドリードが勝利を手にしていてもおかしくない試合であり、両チームともゴール前での緊迫した攻防が少ない試合でもあった。
昨シーズンのプリメーラ(1部)3位とセグンダ(2部)3位の対決は、その実力差どおりに、序盤からアトレティコが主導権を握っていた。だが、後半になるとホームチームがリズムを掴み始める。その中心にいたのが、ボランチではなくこの日もトップ下でプレーをした日本人MF柴崎だった。
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