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香川真司、キリリとした表情。
途中出場でアピールしてスタメン奪回へ (2ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

 フライブルク戦では3点をリードした状態で出場した。それ以前にも一度、監督から声がかかったが、いったん交代を保留されての約15分間の出場だった。最初はオーバメヤン、マルコ・ロイスと前線でコンビを組んだ香川だが、続いてアンドレ・シュールレ、クリスチャン・プリシッチも投入され、次々と味方が変わる中で、それぞれのメンバーとフレキシブルなプレーが求められた。

 香川がチャンスに絡んだのは85分のこと。中盤からのスルーパスにシュールレが抜け出し、左サイドからゴール前にクロスを入れる。ファーサイドでディフェンダーと駆け引きする香川は絶好のタイミングで飛び込み、珍しくヘディングでゴールを狙ったが、ボールは右ポストをかすりながらそれていった。

「3-0でしたけど、相手も何気に頑張っていたので、そんなに(スペースや時間が)ルーズではなかったです。でも、その中でチャンスがあるなと思ったので、決めたかったですけど、しょうがないですね」
 
 もちろん、わずか15分間の出場には、やはり物足りなさを感じる。

「結果を出すには時間も必要になってくるし、先発をつかみとるためにも、やっぱりこういう短い時間でインパクトのある結果を残したいですけど、ステップバイステップで、次はまた獲れるんじゃないかなという感触は得ています」

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