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プレミアリーグの3名将「ペップ、
モウリーニョ、コンテ」の現地評価は? (5ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by Getty Images

 しかし、DFのセサル・アスピリクエタが、「コンテ監督はいつでも解決策を見つけ出そうと努力している」と、その修正力を褒めているように、次節のハル・シティ戦ではシステムを3-4-3に変更した。おかげで守備の安定感が増し、無失点に抑えて2-0の勝利につなげた。

 ボール奪取後に素早くハイプレスをかけたり、モウリーニョ時代と比べるとポゼッション志向が強まったりと、コンテ政権にはポジティブな変化も見える。優れたモチベーターとして知られるイタリア人指揮官のもと、MFエデン・アザールやMFネマニャ・マティッチが昨シーズンとは別人のような好プレーを見せているのもプラス材料だ。

「新しいチームに、これまでにない哲学を持ち込めば、時間を要するのは当然のこと」と、コンテは語る。指揮官が目指すコレクティブ(組織的)なサッカーが浸透すれば、順位表をゆっくりと駆け上がっていくシナリオは十分に考えられるだろう。

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