プレミアリーグの3名将「ペップ、モウリーニョ、コンテ」の現地評価は? (4ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by Getty Images

「ポグバの起用法を含め、モウリーニョ監督はベストの布陣、人選を見出せていない。組織力を含めた総合力では、トッテナムやシティ、アーセナルのほうが上をいく」と『サン』は主張する。また、英紙『ガーディアン』も、「ユベントス時代のポグバは、4-3-3のインサイドハーフで輝いていた。守備タスクの多い今のポジションでは、本来の力を発揮できないのでは?」と、ポグバについて指摘している。

 このポグバの起用法だけでなく、目に見えて身体のキレが落ちているFWウェイン・ルーニーの扱いや、サイドMFのセレクションを含めた中盤の編成が、浮上のカギを握りそうだ。

 エンジン全開に至っていないのは、コンテ監督率いるチェルシーも一緒である。第7節までの成績は、マンチェスター・Uと同じ4勝2敗1分。得失点差で7位の座に甘んじている。

 予想外だったのは、第6節までのクリーンシート(無失点)数が1試合しかないことだろう。とりわけ、目を覆いたくなるほどの有様だったのが、0-3で完敗した第6節のアーセナル戦だ。ケガで欠場したDFジョン・テリーの穴が大きかったとはいえ、地元紙『ロンドン・イブニング・スタンダード』も、「チェルシーが本来持つ粘着質の高いディフェンスが、まるで見えなかった」と酷評していた。

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