香川真司はベンチ外、チームは
レアルに善戦。なぜこうなったのか (4ページ目)
かつて香川は、走るスピード自体はなくても、ドリブルのうまさとプレーのスピードで勝負できる選手だった。だがここ数年は中盤にポジションを下げることが増え、より味方を使うことが求められるようになっている。自身のスタイルを模索しながら、チームや監督の要求に応える。しかも柔軟に素早く応える必要があるのが今季だろう。カストロが安定的に起用されるのは、その辺りが整理されたからに違いない。
チームが勝ち続ける限り、状況が一変することはないだろう。「いろいろ考えちゃうタイプ」と香川自身が明かしたことがあるが、そんな時期に入っているのかもしれない。だが、CL、ブンデスと試合が続く中で、やがて訪れるであろうチャンスを確実につかんでいく他に道はない。
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