香川真司はベンチ外、チームは
レアルに善戦。なぜこうなったのか (2ページ目)
しかしその後はベンチ入りこそするものの、ダルムシュタット戦を除いて出場機会はなかった。だからレアル戦のベンチ外には「ついに」という印象を受ける。
香川にとって現状はとにかく厳しい。マリオ・ゲッツェ、アンドレ・シュールレというドイツ代表が新しく加入したことで、2列目のポジション争いが激しくなるということはシーズン前から予想されていた。それでもミキタリアンとギュンドアンが抜けたため、中盤も含めてどこかにチャンスがあるはずだった。
ドルトムントの今季の基本布陣は4-3-3。中盤のうち1枚は、ユリアン・ヴァイグル、もしくはセンターバックも務められるような守備的な選手が選ばれる。そして前線のうち1枚は、オーバメヤン、アドリアン・ラモスといったストライカーが入る。
とすると、おおまかに言えば残りの中盤の2枚と両ウィングの4枚のうちの1枚が香川がプレーするポジションになる。現状で4枚を争っているのは前述したゲッツェ、シュールレのほか、若手の新加入選手であるウスマン・デンベレ、ラファエル・ゲレイロ、エムレ・モル。そして昨季から在籍している選手ではクリスティアン・プリシッチ、ゴンサロ・カストロ、そして香川ということになる。
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