内田篤人の復帰はいつか。
SBにコケ獲得でシャルケの変革進む (2ページ目)
2010~11シーズンにクラブ史上初めて1部昇格を果たしたアウクスブルク。12~13シーズンに監督の座をヨス・ルフカイから引き継いだヴァインツィールは4シーズンにわたって指揮。クラブを1部に定着させ、ヨーロッパリーグ出場を成し遂げるなどの実績はもちろん、低予算チームを残留争いレベルから中堅レベルまで押し上げた手腕が買われた。
またヴァインツィールは、ジョゼップ・グアルディオラがバイエルンを率いたこの3シーズン、ほとんどのチームが成すすべもなく粉砕された中で、唯一2勝を挙げている監督でもある。一時はグアルディオラの後釜としてバイエルンの監督に就任するのではないかという噂が流れたほど、ドイツ国内では注目されている。
ハイデルSDも「新たな戦術をもたらしてくれる監督」と期待を寄せる。最近はコロコロと監督の代わるシャルケだが、安定した体制のもと、新指揮官とじっくり腰をすえて戦うことが求められる。今季の目標は、最低限、昨季から順位を一つ上げてCL出場権を獲得することだ。
一方、これまでのところ選手の出入りは他のクラブに比べてそう激しいものではない。主力CBのジョエル・マティプがよりによってユルゲン・クロップの率いるリバプールに引き抜かれ、守備的MFロマン・ノイシュテッターはトルコの強豪フェネルバフチェへ。同じくマルコ・ヘーガーはケルンへと移ることになった。
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