スペインで絶賛の鈴木大輔。「ロシアW杯でプレーするイメージはある」 (3ページ目)
オサスナの19歳のMFミケル・メリーノは、来季ボルシア・ドルトムント移籍が決定している新鋭だが、「僕らの強烈な圧力を前に、あれだけ落ち着いてボールを蹴れるというのは、センスのよさの証明だろう」と鈴木のキックを真っ先に指摘している。
2010年W杯でカメルーン代表の10番を背負ったアシール・エマナも、「鈴木はヘディングが強く、スピードがあり、いつも冷静沈着。ピッチ全体を見渡し、ラインをコントロールできる。球出しのセンスがあって、キックがうまい」と、褒めちぎった。
「見られ方の部分は、国による違いがあるかもしれません」
鈴木は冷静に説明した。
「日 本人選手は、アジリティ(敏捷性)に特長のある選手が多いんです。そういう選手と相対していると、自分はスピードがない、と思われるのかもしれません。で も、ヨーロッパに来ると、アジリティよりも身体をぶつけながら入ってくるアタッカーが多い。そのタイプ、自分は得意としているんで」
Jリーグで活躍した選手が、必ずしも欧州で成功できるわけではない。求められるプレーの質が違い、順応力が問われるからだろう。
3 / 6