2016.07.13

スペインで絶賛の鈴木大輔。「ロシアW杯でプレーするイメージはある」

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 中島大介●写真 photo by Nakashima Daisuke

鈴木大輔、スペイン2部激闘記(後編)

短期間のうちに、鈴木大輔はタラゴナのファンの心をつかんだ前編はこちら>

ヒムナスティック・タラゴナ(通称ナスティック)の鈴木大輔に対する現地評価は、想像以上に高い。リーグ戦は13試合連続先発フル出場。センターバックとして出場した9試合ではわずか5失点と堅守を誇った。1部昇格プレーオフ2試合も、180分間を戦い抜いた。

  リーガエスパニョーラ1部デポルティボ・ラコルーニャのスカウトは、「鈴木はセンターバックに必要な落ち着きを持っている。短時間でスペインに順応してい るのも興味深い」と語る。ルーゴとのアウェーゲームを視察に出かけ、好感を抱いたという。鈴木は1部のクラブも含め、身分照会の対象になっている。リーガ 2部での活躍は、欧州1部のクラブにとって名刺代わりとなる。事実、複数のクラブからオファーが来ていた。

 鈴木本人は今後もスペインでのプレーを第一に考えているが、これも結果を残した証左だろう。柏を退団したときはアテもなかった。ビデオを送りまくってナスティックに転がり込んだのだ。

「対人だけでも、急激に伸びたな、と思います」

 鈴木は自身の変貌を語る。