ハノーファー降格決定。清武弘嗣、酒井宏樹、山口蛍はどうなる? (3ページ目)
気の毒なのは山口蛍だ。この冬から3年半の契約を結んでいるが、3月の代表戦での負傷によりほとんど何もできずに終わった。日本代表への定着を考えると2部でのプレーを選択するかどうかは疑問だ。想像の域を出ないが、日本のチームへレンタル移籍という手もあるだろう。
フランクフルトの長谷部誠も後がない戦いを続けている。
今季はハノーファーを救えなかったシャーフ監督だが、昨季はフランクフルトを指揮し、最終的には9位でフィニッシュさせている。だがフランクフルトは今季に入るにあたり、2011年から3シーズン、フランクフルトで指揮をとったアーミン・フェーに監督を交代。皮肉なことに慣れ親しんだフェーが戻った途端、降格の危機にさらされた。
第25節でインゴルシュタットに引き分けて16位に落ちてきたところで、フェーからニコ・コバチに交代。だがその後の6試合は2勝4敗で現在は17位。つまり交代後もわずかにではあるが状況は悪くなっているのだ。フランクフルトの残り3試合は、ダルムシュタット、ドルトムント、そして最終節は16位ブレーメンとの直接対決。ただ15位シュツットガルトも勝ち点33で3差だから、プレーオフを回避して残留することも可能である。
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