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初戦はベンチも、ミラン新監督ブロッキは「本田圭佑の印象はとてもいい」 (2ページ目)

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari   利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 ここ数日、ミラニスタの間では、今回の監督交代劇に疑問を投げかける声が多く聞かれた。決して好調とはいえなかったが、それでも選手の多くはミハイロビッチと強く結びついていたし、チームはヨーロッパで戦う可能性のある6位におり、コッパ・イタリアでも決勝にたどり着いていたからだ。しかしやはりここ5試合の結果が3敗2引き分けだったことが解任の決め手となってしまった。

 新監督ブロッキの使命は現在の6位を死守し、コッパ・イタリアを奪取することだが、それだけでは十分ではない。ミハイロビッチ以上にスペクタクルなサッカーをすることも求められている。ほんの数試合でそれを実践するのは非常に難しいミッションだが、プリマヴェーラではそれに成功しているし、まさにその手腕をベルルスコーニに見込まれて今回、白羽の矢が立ったのだ。

 ブロッキは頭のいい人間だ。難しいことは重々承知でこの話を受けたはずである。なぜなら自分の愛するミランを率いるまたとないチャンスだからである。もしここ数試合でクラブ側を納得させることができれば、腰掛けなどではなく、来シーズンもミランの監督として残れるかもしれない。

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