香川真司は不満。EL16強ドルトムントの「不安定ループ」を語る (3ページ目)
「ローテーションというか、メンバーをすぐ変えますし、フォーメーションも変えたりしてる中で勝ち続けているので、監督としてはその(流動的な)スタンスを続けていきたいというのはあると思う。だけど選手としては、戦い方に順応していく時間も必要だし、そういうところの難しさを感じています」
この日の香川はトップ下でボールを受ける回数が少なく、チャンスそのものにも絡みきれなかった。指揮官の要求をこなしきれていない上に結果も出せないから、納得がいかない。消化不良感、不完全燃焼感は隠しきれない。
難しいのはここからだろう。ELは16強に進出。頂点が見えてくるにつれ、対戦相手は手強くなり、モチベーションもこれまでとは大いに変わってくる。内容がいまひとつでも結果が出るような甘い世界ではなくなってくるだろう。
リーグ戦では来週末、ホームにバイエルンを迎える。前半戦では完敗を喫した相手に、今度はせめて互角の戦いを見せなければならない。シーズン終盤に向けた盛り上がりのためにも、大一番で今までのトライが奏功するといいのだが……。
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