香川真司は不満。EL16強ドルトムントの「不安定ループ」を語る
ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦第2戦。ドルトムントはアウェーでポルトを1-0で破り、2連勝で16強進出を決めた。だが、フル出場したにもかかわらず、香川真司の表情は冴えなかった。試合後、「勝つことは重要だけど、内容がついてこない」と語った。
ヨーロッパリーグ、ポルト戦に先発フル出場した香川真司 年が明けてからのドルトムントはトライの連続だ。香川がベンチに入らないこともあれば、前半戦、最も活躍したユリアン・ヴァイグルをベンチに置くこともあった。さらにゴンサロ・カストロを外してみたり、これまでベンチにさえ入らなかったモリッツ・ライトナーを起用してみたり。トーマス・トゥヘル監督の試行錯誤は続く。
先週のEL第1戦では約1年ぶりにヌリ・シャヒンを実戦復帰させた。それも一発勝負の試合で先発させたのだ。さらにこの時はシャヒンの起用も、3-4-3の布陣採用も、当日になって選手に知らせるサプライズぶり。香川はいつもの4-3-3インサイドハーフから、1トップ2シャドウのような形でのトップ下へとポジションを変えた。「驚きましたけど」というのが正直な感想だった。
第2戦、ドルトムントは初戦に続き3-4-3の布陣だった。香川とマルコ・ロイスがトップ下に入ったのだが、この日はこれが機能しなかった。
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